CONJUNTO CLASICO

Si No Bailan Con Ellos,
No Bailan Con Nadie


1981 [Lo Mejor 805]
 ニューヨークきってのダンス・バンドであり、郷愁感たっぷりのメロディーラインで我々を楽しませてくれるコンフント・クラシコ。ティト・ニエベス、ジョニー・リベーラといった人気歌手を輩出したことでも有名な彼らの81年の作品だ。
 正直なところ、今をときめくセルジオ・ジョージ在籍中の "Felicitaciones" をピックアップしようかと迷ったが、数ある彼らの録音の中でもっともキワモノぶりが発揮されているのではないかと思ったためこちらを選んだ。80年代ということで、歌手はもちろんティト・ニエベスなのだが、ティピカ73のソニー・ブラボが鍵盤をたたいているのもうれしい。 初期のクラシコには欠かせないピアニストだ。
 前面に押し出たトレスのノリノリ・サウンドがコンフント・クラシコの魅力のひとつで、収録曲 "Faisan" や "Pau Pau" などはその極めつけだ。きっとこんな曲を聴かせて足腰を固定しちゃうのが、ラテン音楽好きの犯罪者に一番効力のある自白方法に違いない。また、ダンサブルなソン・ナンバーに混ざってしっかり "Mi Bomba No Muera" のようにキラリと輝くプエルト・リコ風味を効かせるのもニクいところ。そしてなんといってもラモン・ロドリゲス、ミルトン・カルドーナという最強のコロ・コンビが全曲通してムズムズさせてくれる。
 キューバに於いて伝統ソンを現代にスウィングさせるシエラ・マエストラに聴かせたらなんと言うだろうか...。(1998.03 SY)